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中国経済のライフライン大秦線---中国鉄たび道中21
大秦線
河北省沙城を走りゆく大秦線貨物列車。石炭専用線という位置づけながら、その圧倒的な迫力は、大地を舞う神龍という表現がピッタリだ。
改革解放後、中国経済を牽引した沿岸都市では、慢性的な電力不足を抱えていた。そもそも中国電力の大半は火力発電所で作られており、原料となっているのが石炭。現在国内エネルギーのうち 75%が石炭に依存している。そして、石炭を産出地域から沿岸都市まで運ぶ手段として鉄道が採用されたものの、在来線利用ですでに輸送の飽和状態が生じており、石炭専用線建設を急務とした。そのなかで、1992年に開通したのが大秦線である。

大秦線は石炭産出地域である山西省から、専用海運ドッグを持つ河北省秦皇島を結ぶ全長652キロの石炭専用線。現在、一編成に最大で石炭「2万トン」を積載する石炭貨物列車を中心に運行されており、1日の輸送量は約85万トン。EHクラスの高出力電気機関車が最大5輌連結する最長編成は2.6キロに達し、トータル216両、山上から俯瞰するその姿はまさに神龍。中国のスケールの違いにただただ驚かされるばかりだ。開通後、大秦線の年間石炭輸送量は年々増加しており、08年は3億5000万トンを目指しており、中国の経済を支えている。

ちなみに、大秦線には日本のODA事業である円借款が関わっており、合計184億1000万円が同路線の建設費に使われている。ただし、この事実は、日本の国際協力銀行(※1)からの資料からしか知ることができない。日本の税金が中国のこのような場所で使われているということをぜひ、覚えていておいてもらいたい。

(※1)国際協力銀行:http://www.jbic.go.jp/japanese/oec/post/2002/
大秦線
北京から大同方面の列車に乗車中、河北省沙城手前で突如目の前に現れる立派な高規格路線。一瞬新幹線が走っているのか? と思わせるこの路線は大秦線と呼ばれ、「2万トン貨物」と呼ばれるマンモス貨物列車が1日何十本というペースで運行している。今回は中国経済を支えるこの貨物線に密着した。
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■区間:大同~秦皇島 ■距離:652キロ
■運行:10~20分
2008-11-09掲載
※この情報は上記日程に掲載されたものです。
掲載日時より数ヶ月後の掲載情報の保障はいたしかねます。情報の確認は各々お店または企業へお問い合わせください。
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